キツネをめぐる冒険

英語圏で SHINee を追いかける和訳アーカイブ

少年テミンがSHINeeテミンになるまで『sellev』ビデオインタビュー 171212

前回の『Another Man』インタビューで言及されてた、デビュー当時の苦労を語ったインタビューはこちらです。努力家ぶりが伝わってきます(涙)

 

少年テミンがSHINeeテミンになるまで

『sellev』ビデオインタビュー 17/12/12

youtu.be
※こちらも韓国語がわかるかたはぜひそのままで。以下英語からの重訳です。

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SHINee のデビューソング「おねえさんはとてもきれい(Replay)」にはぼくの声が入ってないんです。

「シャーロック」が出る直前のことですが、ぼくの音域が狭すぎて、「シャーロック」は歌えないと。失望して自分に怒りを覚えましたね。歌えないっていうのが悔しくて。

からしばらく本当にかなりハードに練習しました。

<テロップ: ぼくは歌手テミン>

6年生のとき、ダンスのオーディションを受けてSMに入りました。「歌はそのうちうまくなるだろう」と思っていました。ちょっと考えが足りなかったんですよね。声が枯れてしまって、しばらくは歌のレッスンを聴くだけになりました。それで考えたんです。歌ったら声を潰してしまう。だから大事にしようと。

でも、突然歌わなきゃならなくなって、もちろんうまくいきませんよね。それからアルバムをレコーディングし始めたんですが、ぼくの声が本当に良くなくて。だからほかのメンバーがぼくのパートを代わりに歌うことになったんです。ぼくのパートだったのに、自分はコーラスみたいになってしまって。

「君の声は目立っちゃいけない」と(言われました)。だけどほかの子たちの声とは重ねられるからって。

それを聞いたときに、プライドが傷ついて。一生懸命練習して、歌手としてうまくならなきゃと、寝る時間も削ってスタジオでもっと練習しました。[長い間眠らずに]いつもうたた寝をするくらいで。だから毎日鼻血が出たんですよ。一度、練習中に倒れこんで眠ってしまったこともありましたね。うまく歌えないときはずっと叫ぶようにしていて声をダメにしてました。自分を追い込んで、たくさん練習しました。

ツアー初日のオープニングステージでは、いつも感情が高ぶってしまうんです。空席があったらどうしようって。いつも訊くんですよ。「満席になってる?」って。スタッフさんは教えてくれないんです。「わかんないなー」って。でもメンバーは「決まってるよ、満席だよ」って言うんですよ。それでもやっぱり心配になります。カーテンが上がったとき、観客席が満員になっていて、ファンの方たちの叫び声が聞こえる。途中で、裏にはけたときにメンバーが「おい、テミン見たか」って、「どうせ泣きそうになったんだろ?」って言うわけですよ。「もちろん泣きそうだったよ!」ってぼくは言う(笑)。そういうことをお互いに言ってます(笑)。

それから、メンバーはみんな情熱がある人たちだから、ステージにものすごいエネルギーをかけるわけですね。怪我をしちゃうくらいに。一度ステージに出たときに、すごく緊張して足がつったことがありました。しかも足全体が、です。だから、ほぐすこともできなくて。それで一旦ステージから下りて、足にテーピングまでしてもらって……。悔しかったし頭に来ましたね。で、それからステージに戻って、無我夢中でコンサートを終えたんです。他の人たちの目の前で恥ずかしいことはできない。自分を失いたくない。自信をもっていたい。だから「怪我をするかもしれない」と思っても、ステージに上がっちゃうと無理をしてしまいますね。

スランプですか? 壁にぶちあたることはあります。ソロコンサート公演中は、生でたくさん歌ったんです。そのとき、最初はライブで歌うのは怖かったですね。グループで公演するときは、自分のパートだけ歌えばいいので、うまくやれるんです。でも最初から最後まで、ぜんぶ自分でやるとなると、息も切れるかもしれませんし、生で歌うことに不安を感じますよね。だって本当に息が切れますから。「ぼくには克服できる」って考えるようにしています。

着実なパフォーマンスをつづける秘訣は、課題をなんとか克服するために、やりながら楽しむことですね。時が経つにつれて自信もついてきています。「計画するのは人、成敗をつけるのは神」と言いますが、それは正しいと思います。一生懸命がんばったのに、うまくいかないこともあります。でも余計なプレッシャーを感じずに、一生懸命努力しつづければ、いつかは報われると思っています。

ぼくは仕事をしながらただ楽しみたいんです(笑)
[喝を入れるように掛け声]イ・テミン、イ・テミン、イ・テミン!

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心が洗われたところでおやすみなさーい。今週もがんばりましょう。

18/12/4追記

最後の掛け声「イ・テミン、イ・テミン、イ・テミン!」ですが、韓国のシャヲルの間では「イ・テミン イ・テミン イ・テミン」と3回叫んだあと願いごとをするとその願いごとが叶うという伝説があるんですね!(ソース) それで自分でも言ってるのかな? 

それから、2016年8月に韓国のDJクルー「No Music」がイベントの際に「テミン テミン テミン」と書いたTシャツを作ってチケットと一緒に販売したらこれが好評で、とうとう本人の手にも渡ったんだとか。なぜこのTシャツを作ったかというと「僕たちのイベントでたとえ他の人たちに反対されても、テミンのことを主張したかったからTシャツを作ったんだ」とのこと。アツい。

 

 

 

 

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