キツネをめぐる冒険

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SHINee キー、料理をして新作音楽を語る【動画】#2 ソロ・デビュー編『iHeartRadio』190315

こんばんは〜! キーくんの独占インタビュー動画を和訳するシリーズ第二回は、 前回(#1 お料理編)からのつづきです。お料理をし終わって「ほら、ほら、何か忘れてない?」って

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金払え」のしぐさをしたそのあとから(笑) 

 

今回は FACE を制作する上で意図したこと、テミンからのアドバイス、ソロ活動の不安をどうやって克服したか、などをリラックスした雰囲気で語ってくれます(約15分)。またしても長いですが、正直なキーくんを近くに感じられるインタビューです。時間のあるときにのんびり読んで下さいね。ではどうぞ!
 

[ ]内は訳注です。


 

SHINee キー、料理をして新作音楽を語る #2 ソロ・デビュー編

ステイシー・ナム『iHeartRadio』3/15/2019

  


20:38- 該当箇所から再生始まります ↑

 

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K やっとお預けが終わる〜。
S 食べられるよ。
K まずこれ開けてみる?

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二人 わー♡

S 素敵だね! お腹ちゃんと空いてる?

K 腹ペコだよ!

S 悪いけど、食べながらたくさん喋ってもらうね!(笑) とりあえず乾杯しましょうか。名前忘れたけど、この何とかフルーツ・ジュースで。

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K パッション・フルーツね![←しっかり者]

S そうだそうだ。ありがとう。んー! 超美味しい!

K んーー! 美味しい。でもアルコールなし。

S 夜遅いインタビューだったら良かったね(笑)

 


K これ[キノコのペンネ]食べてもいい? ボク、これ作ったんだよ。

S あぁそうだ! 私、キーが作ったごはん食べられるんだぁ~! これ、日記帳の「私が人生で成し遂げた一番スゴイこと」コーナーに書いておかなきゃいけない出来事だよ!

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K んーー♡
S んーー♡ 本当に美味しい! シェフ・キー、素晴らしいわ。これ、乾燥パスタを茹でたのと味が違う。パスタが作りたてだからだよね?

K うん。これ[赤いカイワレ風お野菜]は何ていう名前だっけ?[←やっぱり貪欲に学習しようとする]

S あー、忘れちゃった。あとでもう一回ヴィットーリオに訊くね。
[字幕:※アマランサスでした]

 

 

★ソロ活動について

S SHINee で活動するのと、ソロ活動と、どんなことが違う? もちろんひとりでやらなきゃならないってことはあるけど、それ以外で。

K うーん、SHINee ではたくさん実験的な楽曲・音楽をやってきたし、コリオグラフィーもハードコアなのをやってきたでしょう。でも、ボクのソロ・アルバムではもっとファンに近づきたかったの。だからもっとこう……なんて言ったらいいのかな……カジュアルに作ったんです。すごく簡単な音楽……いや、簡単じゃないんだけど!(笑)

S 分かるよ! 複雑だったりハードだったりしないってことでしょ?

K そうそう。だからね、もしボクの音楽を知らない人が聞いても、「あ、これいい音楽だね」って感じてもらえるような……そんなふうに作ったんです。

S それが……[話を中断して「食べろ食べろ」という姐さんw

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S それが曲を選んでいるときなんかに頭をよぎっていたプロセスなのかしら。あなたが望んでいた曲っていうのは、少しアプローチしやすくて、たまたま通りすぎた人が聞いても「え、この音楽、KEY なんだ? いいじゃん」って思うような? そんな印象を与えたかったということ?
K ボク、新しい音楽を聞いたときにみんながストレスを感じちゃうのが嫌なんです。だって、みんな、ただでさえ疲れてるでしょう。だから、ボクが作りたかったのは、聞いたときにリラックスできるような音楽。複雑すぎて、聞いてるとストレスになっちゃうようなものじゃなくてね。もちろん、そういう刺激を与えてくれる音楽を聞かなきゃならないときもあるかもしれないけど、でもボクは、今はその時じゃないって思ったんです。リラックスできる感覚を与えたかったの。

S じゃあ、アジトみたいな感じだね。ファンやリスナーのアジト(agit 隠れ家)。

K うん。もちろんいつか自分がやりたいような種類の音楽をリリースすることもあるかもしれないけど、今は心地良いアプローチを取りたかったんです。[※芸術性 vs. 大衆性のバランスの話をしています。]聞く人にボクのアルバムは難しすぎるって思ってほしくなかったんです。だけど、キラキラ素敵なことも、ちょっとはしてみたかったの。だから、その[堅苦しくない]スペースのなかで、そういう[素敵な]面も表現できるように、そういう KEY を見つけられるように、と考えたんです。

S だって、あなた、キラキラ素敵だもんね。

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K え、そう?(照)

S うん、ちょっと、ちょっと素敵だよ[姐さん照れる]
K ちょっとかよ(笑)

 

 

 

★ソロデビューのタイミングについて

S 「ソロ・デビューするのは今だ」ってアドバイスを受けたりしたの? だって、すごく忙しいでしょう。バラエティ番組キングだし、SHINee だし、ミュージカルのキングでもあるし、ファッション・キングでもあるし。だから、ソロ・アルバムを出すタイミングをきっちり見計らう必要があったんじゃないかと思うんだけど。今がその時だった?

K もちろんずっとソロは出したかったんですよ。ただ、ちゃんと準備ができたときに出したくて、それが今ということ。何年か前に会社に「そろそろ出さないか、どうだ?」って訊かれたんですが、「今はまだ……ほかのキャリアを諦めたくないし、バラエティもやめたくないし、その準備ができたら言いますから」って答えたんです。

S なるほど。それで今だって決意したのね。

K うん。デビューから十年以上経ってね。やっとね。

S やっとだね。でも待った甲斐があったよ! アルバムはホントその価値があるよ。

K ボクの方が待ちくたびれたよ(笑)

S ファンは待ちわびていたでしょうね。キーの作品はまだ?って。

K うん。ファンの子たち、インスタでずっとそういう質問をしてきてたの。「いつになったらソロ・アルバム出してくれるの~?」って。もちろん全部に返事はできないんだけど、でも「[心の声]出すから、出すから、出すから、待ってて! お願い~!」 そんな感じでした。  

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S でも待った甲斐はあったよ!
 

 

 

★メンバーからのアドバイス

S ソロ・デビューを決めたとき、メンバーからのアドバイスはどんなでした? だって、テミンはソロ・キャリアで言うとあなたの先輩になるわけじゃない?

K うん。テミンはソロでものすごくたくさんリリースしてるし……ボクの曲もまず最初に聞かせました。で、そのときテミンが言ったのは「すごく良いよ。でも、自分のやりたいことをやるのも忘れないでね!」って。 

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K ボクの答えは「OK、やるよ[この顔 ↑]。でも今はその時じゃない」 うふふふ。

S うんうん。 

 

 

 

★ソロ活動のプレッシャー?

S 今その話をしたのはね、 “Forever Yours” で歌番組に出たでしょう? その最初の放送のときに、すごく緊張してたように見えたの。

K うん、緊張してました(笑)

S あのね、私が緊張してるキーを見ていて辛かったのは、いつものキーって自信たっぷりだしキレキレだし……でもこれだけ長くアーティスト活動をしてる人でも、ソロとしてステージに立って何もかもひとりでやるのってそんなに大変なんだ、って思ったからなの。初めてファンの前に自分ひとりで出ていくから、大きなプレッシャーを感じたのかな? 自分ひとりでステージを引っ張っていかなきゃならないでしょう?

K もちろんですよ。アルバムをリリースしたとき、一番考えてたのは「ボクはひとりでも舞台に立てるんだってことを証明しなきゃならない」ってことでした。それで最初は緊張したんだと思います。「証明しなきゃ! ちゃんと見せなきゃ! ひとりでも大丈夫なんだ」って。でも、Music Bankのあと(恥&照)  

S 大丈夫、可愛かったよ! すごく可愛かったし! で?

K Music Bank のあと、考え方を変えたんです。だって、ステージですっごく緊張した顔してたんだもんボク! こんなやり方じゃダメだって。それで「もっと気楽にやってみよう」って考えたんです。

S そんなに気負わないで、楽しもうってことかな?

K [食べながら大きくうなずく]自由にやっていいんだ。リラックスした気持ちでやろうって。そしたら、みんなも「あれ、もう緊張してない」って、そういう感じのフィードバックをすぐにくれたんです。

S うん、ほんと、ライトのスイッチが切り替わったみたいだった。違いがすぐわかったの。「もう大丈夫、できる」って感じ。

K そう。ステージで笑顔がよく出るようになって……。自分でも違いが分かったもん。

S じゃあ、Music Bank のパフォーマンスを自分で初めて見たときにもう「ヤバい、ボク緊張してる!」ってわかったの?[料理をキーくんの皿に取り分ける]

K ううん、あ、ありがとう[←料理]。最初は気づかなかったの。翌日にチェックしたときに「ヤバい、ボク緊張してる顔だ」って気づいたんです。でも、収録のその日はすっごく上手にできたーって思ってたの。とんだ勘違いだよね!

S ううん、すごく素晴らしかったよ! すごくすごく良かったよ! 初めてソロで出て少し緊張は感じられたけど、ショーはすごく良かった。いつだって素敵だよ。うん。

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K [噛みしめるように]……ありがと。
 

 

 

★突然 “Chemicals” をパフォーマンスしたときのこと

S 誰もまだソロ・アルバムを出すって知らなかったときに、ある日、インスタストーリーで「CHARM’Sのショーを見てね」って予告したなーと思ったら、いきなり新曲を、しかも完璧なダンスまでついた形でドロップしちゃったでしょう? もちろんあんなふうに突然作品を私たちに贈ってくれたのはすごくKEY らしいことなんだけど、あれはどんな経緯で起こったことだったの?


181020 Charms Special stage - "Chemicals" 샤이니키 SHINee KEY 직캠 FANCAM

 

K SHINee の活動では、音源をリリース日までできるだけ秘密にして、ミステリアスにするんです。それが SHINee のときのやり方なんだけど、自分の音楽では[隠すより]みんなをびっくりさせたかったんですよ。パパッと素早く見せちゃって「ボクにも音楽ができるんだ、ボクもステージでパフォーマンスできるんだ」って分かってもらいたくて。できるだけ手っ取り早く見せたかったの。最初のショーはソウル・ファッション・ウィークだったんですが、ちょうどタイミングが良かったから「そのときにボクの音楽をお見せしよう」って考えたんです。

あのね、みんな、ボクのこと音楽とはあまり関係ない人だって思ってるんです。でも、ボク、ほんとは音楽がすごく好きなの。バラエティとか、ミュージカルとか、ドラマとか、たくさんやっているから、みんなボクのこと、ただ芸能人[タレント]って思ってるけど。

S でも、あなた、アーティストだもんね。そもそも世に出てきたとき、ミュージシャンだったんだもの。だから、みんなに「ボクはそういうのも全部やってるけど、でもアーティスト、ミュージシャン KEY でもあるんだ」って思い出してもらう面もあるよね。

K うん。ボクにとっては音楽がいつも一番なんです。そうやって知らせるチャンスがあまりなかったんだけど......。だから、これからもっとステージでアーティストとしてパフォーマンスを見せなきゃと思ってたんです。そこに、CHARM’S の舞台でやらせてくれるっていう機会があったので。

 

 

 

Q. なぜファッション・ウィークの最初のパフォーマンスで “Chemicals” を選んだのか?

S ネタバレになっちゃうけど、この曲では[EDM界の大スター] Skrillex がプロデューサーに入ってるでしょう? 

K これって強烈な曲で…… 逆に “Forever Yours” だったら、ボクがどんなふうに歌うかとか、想像できちゃうじゃないですか。でも[“Chemicals”は]強さがあって、男性っぽい雰囲気もあるし、それにあの振付だと、なんていうのかな……

S 大胆不敵でセクシーな感じね。

K そう。だからボクにはそんなパフォーマンスもできるんだってことをお見せしたかったんです。どの曲だったらボクのそういう面を出せるかなって考えて、それから、そういうこととは関係なく、この手の音楽が良いとも感じたので、このトラックを選びました。

S 準備してるとき、みんなに秘密にしてるのは大変だった? だってあんなふうに急に新曲をドロップしちゃうなんて、すごくカッコよかったよ。

K でも、意図的に隠そうとしてたわけじゃないよ。

S ほんとに?

K うん、秘密にはしてないです。だけど、パフォーマンスしたときに、みんなが「お、何だ、何だ?」って思ってほしかったってのはあります。そんな反応を期待してたの。なんで突然? なんでKEYが? なんでファッションショーで? なんで歌って踊ってるの? そういう気分を作りたかったんです。だから念入りに準備しました。秘密にするっていう意図は全然なかったけど、[結果として]みんなの想像を越えるものになったということはあると思います。

S なるほど。もちろん、ファンのみんなはあのパフォーマンスを見たときに “Born To Shine” をちょっと思い出したと思うのよね。あの曲、ファンのお気に入りでしょう。私の考えでは、ファンの子なら、あれを見たときに「OK、OK、またセクシー KEY が出てきて、あたしたちファンを皆殺しにするんだわ♡」って思ったはずだよ。

K (笑)

[34:20まで]

 

 

キャプチャ画像・GIF出典 YouTube

+++++++++以上++++++++++

 

このインタビュー、いま見るといろいろ腑に落ちるところがありますよね。もうちょっと早く見たかった面もあるけれど……。個人的に一番興味深かったのは、聞いてくれる人のことを考えて方向性を決めたっていう点でした。

 

 

★せっかくだから、じゃーん、伝説の "Born To Shine"@東京ドーム。

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出典 SHINee

なんでこの方、こんなに神々しいんですか。あなたのためなら喜んで道を踏み外すわ! ←誰も望んでないから落ち着いて。 

ジョンくんが "Deja-Boo" を、オニュさんがあの "Rainy Blue"を、テミンが "Danger" を、キーくんが "Born to Shine" を、ミノが「けらけらじゃんけん」を歌った伝説の東京ドーム。というか、エンディングまで全部が伝説。行きたかった…… ←そもそも日本にいませんでした(号泣

 

 
ついつい "Born To Shine" に我を忘れましたが(汗)
ここで、今日 CHARM'S について発見したことを報告してもよろしいでしょうか。テムキーがおそろで着ていたこのセットアップなんですが、

なんと、CHARM'S '18 秋冬コレクションのものでした〜〜!(細かすぎるネタごめんなさいね〜) 

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出典 CHARM'S

 

なんでそんなことに気づいたかと申しますと、CHARM'Sの '19 春夏コレクションに "FOREVER YOURS" とコラボしてるラインがあって(※重要なので太字にしました)これがものすっごく可愛いんです。で、海外ファンが共同購入に走っているという。可愛いけど年齢的に自粛……

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出典 CHARM'S 

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出典 CHARM'S WEB STORE

 

これ、キーくんのイメージに合ってますよねー!  で、夢中になっていろいろ見てるうちに、偶然、あの見慣れた「ブツブツ豹柄」に出会った次第です。

 

 

ちょうど先週ソウルはファッション・ウィークでした。テミンも Metrocity の'19秋冬コレクション・アフターパーティーに出演していましたよね。

 

このショー、舞台が狭くてほんとハラハラするんです。 テミンよくがんばった! 


190322 TAEMIN WANT

※途中、ダンサーさんと目が合って、ちょっとニコッとする場面があって、呼吸を忘れました……なんという余裕。  

 

そして 今日はそのCHARM'Sショーに! またしても「迷子」感?「七五三」感?を繰り出してきて「この子の保護者の方〜!」って呼びたくなること間違いなしの、必見動画です。

そんなテミン@ベテランアイドルが大好き。

 

 

 

 ★テミニの母さんはおつとめ中。感動したキー母さんの言葉をご紹介してもいいですか?

「軍に行くの、心配じゃないの?」と聞かれて、キーは穏やかな声でこう答えた。「実は楽しみにしてるんです。だってふつうの生活ができるじゃないですか(略)10年以上もアイドル活動していて、まともに寝ていないから

キーさん、たくさん寝れているかな? 

軍に行くのが楽しみだって言ってくれて、ちょっと気が楽になったんですよね。なんでもないよって思わせてくれるのがキーくんらしくて感動。。

 

そして、週末の「驚きの土曜日(ノルト)」はキーくん出演最終回でした。

生意気な妹的ポジションのヘリちゃんが泣いちゃってるの見たら、わたし、涙腺崩壊しましたよ……。いつもキーくんとやりあってるヘリちゃん、本当はオッパ大好きなんだよね。キーくんは「おーいなんでだよーっ」て優しく笑ってたけど(上の動画)

あと「泣いてないで記念撮影だよ」ってとこで、"Ring Ding Dong" が急に流れてみんながサプライズで踊ってくれて、キーくんが大笑いしてるの愛おしすぎた(下の動画)。

 

キーくん、やっぱり素敵だ……。“I Wanna Be” まわしとこ。


KEY 키 'I Wanna Be (Feat. 소연 of (여자)아이들)' MV

 

 

さぁ、今週はいよいよミノさんのソロ・デビュー&The Best CHOI's MINHOがありますね。楽しみ、ドキドキ。

 

どうかみなさまもよい一週間になりますように。おやすみなさい〜!

 

 

※次回はファッションのこと、共演者や SHINee メンバーのことを語る、とっても素敵な部分です。こちら↓

 

 

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