キツネをめぐる冒険

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テミン、アナグラム・インタビュー【独占動画1】『ビルボード』171026

やっほ〜週末!  

さて、テミンの前作 MOVE を『ビルボード』から振り返るシリーズ第四弾は動画インタビューです。ちょっと長くなってしまうので、ここではふたつある独占動画の【その1】「アナグラム・インタビュー」をお届けします。

アナグラムと書いてありますが、実際には「頭文字インタビュー」。T・A・E・M・I・N で始まるキーワードについて、すごく真摯に答えてくれています。テミンの性格の良さがにじみでている、好インタビューです。※長文注意

 

 

テミン、アナグラム・インタビュー【独占動画1】

ジェフ・ベンジャミン、ステイシー・ナム『ビルボードUSA(K-Town)』171026 

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2017 年はテミンにとって記念すべき一年になろうとしている。このシンガーソングライター/ダンサーは今年初頭、ボーイバンド SHINee とともにワールドツアーを敢行し、初となる北米ツアーでアメリカでもコンサートを開催した。24歳の青年はソロとしても7月に日本でフルアルバム[訳注:ミニ・アルバムの間違い] Flame of Love をリリース。つづいて Amazon の日本語ドラマ「ファイナル・ライフー明日、君が消えても」で役者デビューを果たし、さらに最新ソロ K-POP アルバムまでリリースした。

2016年ブルーノ・マーズ作曲のリードシングル “Press Your Number” を収録した Press It の大成功に続き、テミンの最新作 MOVE もまた今週ビルボードチャートを賑わせている。今作はワールドアルバムチャートでは初登場3位、タイトル曲はワールド・デジタルソング・セールス・チャートで初登場4位にランクインした。

Billboard はソウルで開催された OFF-SICK <on track> コンサートの直前にテミンに会い、アナグラム・インタビューを通じて彼の作品について語ってもらった。YouTube に寄せられたファンのコメントを読んでコメントしてもらった部分[注:後半に掲載]もある。

ぜひ動画を楽しんでほしい。 

 

 [英語からのざっくり和訳になります。韓国語が分かる方はそのままご覧ください]

 

ハーイ、テミンです。ビルボードからお届けします。  

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TAEMINセカンド・アルバムの MOVE について教えてください。ファースト・アルバム Press It のときには作詞作曲や編曲、選曲にいたるまであらゆる過程に関わっていましたが、今回 MOVE にはどのくらい関わったのでしょうか。

 

最近、セカンドアルバム MOVE のタイトル曲が出ました。Press It のときは歌詞もいくつか書きましたが、このアルバムでは作詞作曲にはそれほど関わっていません。ただ、曲を選ぶ段階で、最終的に収録曲を絞り込むミーティングにも参加して、ぼくの意見が反映されています。歌詞を選ぶ段階にも積極的に参加しています。

MOVE について言うと、多くの曲に R&B の雰囲気が感じられると思います。それから前作と比べると、ぼくの新しい面をもっと見ていただけるはずです。これまでの作品で一番成熟した音をもっているのがこのアルバムです。

 

ART ー 以前、自分の作品にとってアートがとても重要だとおっしゃっていたこともありますし、コリオグラフィーやロケ地、衣装などについても、テミンさんがどれほど気を配っているか、見ただけでよくわかります。いま身につけていらっしゃる OFF-SICK <on track> の衣装にはどんなコンセプトがあるのか、ほんの少し教えてもらえませんか? それから MOVE  ティーザーやアルバムのアートワークのコンセプトについても。

"MOVE" のアートワークについてお話すると、レトロなストリート風の雰囲気になっています。 "MOVE" という曲自体、柔らかいのに強烈な部分がありますが、ふたつのメディア[※アートと音楽]シナジーがあってほしいと思ったんです。見ていただければ、ヴィジュアルはレトロだと分かるんだけれども、ダンスはヘヴィで、ファッション的には少しワイルドなスタイルになっている。そういうふうに作り出されたシナジーがあると思うんですね。“MOVE” のヴィジュアルはアルバム全体の雰囲気をとらえるのに効果的だったと思います。

OFF-SICK <on track> コンサートについて言うと、ぼくは冒頭の “Rise” という曲で、いま着ているこの衣装を着てステージに登場します。これはぼくにとってはとても意味のあることなんです。ぼくが登場する。それが曲のタイトル「上昇 Rise」とつながるんですね。その時点では、ぼくの顔にはヴェールがかかっています。一度にぼくをぜんぶ見せてしまう代わりに、顔をヴェールで隠すことで、超越的なオーラをもたせたかったんです。こんなふうに登場することで、届けたいと思っている効果を最大化することができるんじゃないかと。

 

ー チャイナタウンで “MOVE” のロケをしたのには理由があるんですか?

実は、海外で撮影したかったのに時間がなかったんです。

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とても忙しくしていたので韓国で撮影したんですが、候補地を考えていたときに、生々しさを出すためにストリート・シーンがあるといいなと思ったんですね。全体的なムードとしても、韓国で撮られたように見えるよりは、もっとワイルドで、ヴィンテージっぽい美観がほしかったんです。そんな場所を探しているうちに、チャイナタウンで撮影することになりました。

 

 

EVOLUTION (進化)ーACE, Press It そして今回の MOVE と、こんなにも異なる音楽スタイルを見事に消化してしまう能力に驚かされます。タイトル曲 MOVE について少し教えてください。リスナーに注目してほしいメインポイントがあるとしたら何でしょうか。ソロアーティスト、テミンの進化という意味で、このアルバムはどんな意味をもつのでしょうか。

 

"MOVE" は PB R&B[訳注:2000年代半ば以降のオルタナティブ R&B のこと。従来のスムーズでクールなコンテンポラリー R&B とは違い、EDMやロックやヒップホップを取り込んだ R&Bです。ほんの少しだけハウスっぽい雰囲気もあります。ベース音がすごく印象的だと思うんですね。聞いたときにベースがとてもヘヴィで、それからサビの部分でベースが出てくるときに、どう言ったらいいのかな……すごくリズムを感じるんですね。動き出したくなるような。その部分がすごく好きです。それから808ベース[訳注:シンセベース]の音が魅力的ですよね。2番でよく出てくるんです。こういう要素のせいで曲がちょっとヘヴィに感じられるんですが、流れがとてもよくて、それでこの曲を選ぶことになったんです。

MOVE を通じて、ぼく自身をもっと見せたいと思っています。新しく違ったものにトライしてお見せするときに、一番願っているのは、みなさんに気に入っていただけるといいなということです。

 

 

MENTOR(メンター、指導者)ー テミンさんはまだお若いですが、すでにたくさんのことを成し遂げて、そのキャリアは10年に及んでいます。Seventeen や同じ SM レーベルの後輩たちを含め、多くのアーティストたちがあなたをロールモデルとして挙げていますし、最近では "The Unit" という番組に Rain のような先輩アーティストと並んで、メンターとして参加しましたよね。目標とされることについてどんなふうに感じますか。

 

なにより、とても意味のあることです。ぼくにとってのメンターは、大好きで尊敬している Rain(ピ)さんでした。Rain さんと同じ立場でだれかのメンターとして登場できたことは、ぼくにとってすごく意味があることですし、大変な名誉です。それになにより、だれかがぼくをみて歌手になりたいと思ったり、インスパイアされたり、なにかしらの形で助けになったと言って下さったり……そういったことを聞くと嬉しいんですが、同時に重い責任も感じてもっとちゃんとしなければと思います。ぼくは韓国音楽の認識を広めるという役割も負っています。そのことを考えると、自分を誇りに思いますし、みなさんがそういう期待を抱いて下さる以上、みなさんが自慢に思って下さるようなアーティストにどうしたらなっていけるか、考えていかなければと思います。

でも、はい、とても良い気分です。

 

 

INTERNATIONAL(国際的)ー アーティストとして世界中のショーでパフォーマンスをしてきて、SHINeeのメンバーとしては先ごろ(2017年春)初めての北米ツアーを完遂しましたね。それから最近、 Tumblr でも最も人気のあるソロ男性アーティストに選ばれました。これは世界中のファンにテミンさんがどれほど愛されているかというサインのひとつに過ぎませんが……。テミンさんがこれから公演してみたい国はありますか。

 

本当にいろいろな場所に行きました。いろんな国へ行って、そこでファンのみなさんにお会いしてやりとりさせていただきました。素晴らしいことだと思っています。遠い場所であっても、ファンの方が SHINee というアーティストを知っていて下さるという事実、そしてぼくのことも知っていて下さることが大きな喜びです。正直、ぼくたちは大都市にはたくさん行くような気がするんですが、ほかの地域にもぼくらに会いたいというファンの方がいらっしゃるのを知っています。大都市というわけじゃなくても、ぼくたちに会いたいのに今まで会えていないというすべてのファンの方のために、ぼくにとっても旅行するチャンスになるので、行って公演してみなさんにお会いして交流したいですね。

 

 

NATURAL(自然体)ー 15歳でデビューしてもう10年近く大衆の目にさらされる生活を送ってきましたが、あなたのイメージには嘘がなく、作為的でもありません。リアリティ番組 "The TAEMIN: Xtra Cam” を撮影するときには、テミンさんはファンに作り物ではない側面を見てほしいと強調していましたね。イテミンという若者はアーティストのイテミンとはとても違う人なのでしょうか。

 

大きな違いはないと思います。仕事をしているとき、音楽でもパフォーマンスでも、なんらかの責任を負っているときには、ぼくの考えや意見ができるだけ反映されるように気をつけています。さまざまな要素のシナジーをどうやったら効果的にお見せできるか、たくさん考えるんですね。だから、OFF−SICK <on track> コンサートもそうですが、パフォーマンスにしても、選曲にしても、歌詞的な要素にしても、伝えようとしている経験やメッセージをいちばん反映できるものに集中しています。そういうときはすごく真剣なんです。

でも、それ以外はぼくはとても気楽な性格です。謙虚でいようと心がけていますし、スタッフさんとも気安く付き合いたいと思っています。友達とも。

 

 

PART II ファンからの質問

MOVIES(映画)ー テミンがホラー映画をよく見るというのはみんな知っていますが、ファンにオススメを教えてくれませんか。

最近ホラー映画は全然見てないんです。

一番最近見た映画は韓国映画犯罪都市 The Outlaws」で、すごく良かったです。それから最近 Marvelシリーズにハマって、家で、もう見たことがあるのにまた見直しています。もともとあまりスーパーヒーローものには興味があまりなかったのですが、年を取るにしたがって楽しくなってきたというか(笑)最近、また子供っぽくなってる気がするんです。

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ーホラー映画を見ると怖くないですか。

怖いです。怖くなりますよ。

 

ーなんだか怖がるよりも楽しんでるような気がしたんですが。

他の人とちょっと違うところがあって、ぼくもみんなと同じように怖がるし、恐怖も感じるんですが、でも映画だから、見てるものじゃないですか。それを意識するから「これ、ただの映画じゃないか」って思うんですよ。それで怖がらされてるのを楽しめるんです。

もし同じことが実人生で起こったら、もちろんこんなふうには思えないですよ。でも映画は安全だから大丈夫です。

 

ー最近番組で幽霊が出るという学校へ行きましたよね。あのとき、出演者のなかで一番嬉しそうだったのはあなただったと思うんですが。

ぼくにとっては刺激みたいなものなんです。日常生活の安全からちょっと外れる、サプライズ・イベントみたいな感じで。いつもと違う感情を一気に感じるじゃないですか。それがとても楽しかったです。

 

 

NICKNAME(ニックネーム)ー たいぶ前から「妖精 Fairy」と呼ばれていますし、ソロアーティストとして活動するときには「最高の男性ソロアーティスト」の短縮形(역솔남)で呼ばれていました。最近つけられたニックネームはありますか。

 

3テミンというのがあります。知っていますか? イテミンと3回唱えると、目の前のものがうまく行く。これはファンが作ったもので、最近すごく記憶に残っています。

 

ーわたし[インタビュアー]最近コンサート・チケットを買うときに試してみたんですが、ダメでした。

すごく心配だったんです。うまく行かなかったらぼくのせいじゃないですか。

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ーファンだったら絶対そんなふうには考えませんよ。
(笑)

 

ENGLISH(英語)ー 最近の日本のドラマ「ファイナルライフ」であなたが演じた人物が英語を話していたのでファンは喜んでいます。セリフのひとつ「一番近い浄水場はどこだ? Where is the closest water purification plant?」がファンのあいだですごく人気になったので、もう一回言ってほしいです。

[緊張して挙動不審なテミン 9:35-]

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Where is the closest water purification plant?

あー、これ間違ってますよね。変じゃなかったですか。


ー大丈夫です。大丈夫。カワイイです。いいですよ(チョアヨ、チョアヨ)

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6▽6  ■

 

※ちなみにドラマ版ではこうでした。

 

 

YouTubeコメント編につづきます

記事・動画・スクリーンショット出典www.billboard.com

++++++++++以上+++++++++++

 

いかがでしたか。ふわふわした人の良いテミンと、真剣なアーティストのテミンが共存していて、ほんっとに素敵。なんでこんなに性格が良いんだろう。

イテミン x3 のおまじないが効かなかったときを心配していたテミン。可愛すぎる……♡ 

 

 

 

さてさて、"WANT" の方もいよいよ発表が近づいてきましたね。

 

昨日のティーザー#2 がカッコ良くて歓喜。ハ〜レルヤ!

特にココ! 髪なびかせて踊ってるテミン大好きすぎてノンストップ! ひゃっほー!

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出典 SHINee

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OMG. あなたと同時代に生きられてよかった……

 

 

ティーザー写真の方も美しすぎる。

 
しつこいですが、やっぱりつながりますよね。
https://unemployedphilosophers.tumblr.com/post/182665962425/jjonghyun-base-vs-want

 

 

英語圏シャヲルの反応

[訳]理解できん(同じ人?)

ブロッコリー見て「木だよ!」って今さら気づいて大興奮してた去年のテムちゃん、みなさん覚えていらっしゃいますか? オニュさんが「ブロッコリーはいつでも木だよ〜」って、ありえないくらい優しく突っ込んでた(孫とおじいちゃんか……)のも良い思い出ですよね。

 

 [訳]この人、蛇が顔の上を這い回ってても微動だにしないじゃん。でもこれがちっちゃな虫だったら、ひーんって泣いちゃうわけよ。テミンほどどうかしてる人に会ったことないわ……

 

同一人物!

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はぁぁ……この長めの髪が大好物すぎてドキドキが止まらない。

 

ブロッコリーの形に今さら本気で興奮したり、

虫で泣いちゃったりする子だっていうのも、

 

もはやボーナス・ポイントでしかない!※ギャップ萌え

 

ちなみに、今日の SHINee公式によるとiTunes 版には限定フォトと未公開TMI Q&A集が収録されたデジタルブックレットがつく」そうです。買わなきゃ。

 

 

 

★2/11(月)夜8時〜 ショーケース生中継。みんなで見ましょう!

 

 

インタビュー後半はテミンの危険な可愛さが炸裂する、YouTubeコメント動画をお送りします。こちら↓

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