キツネをめぐる冒険

英語圏で SHINee を追いかける和訳アーカイブ

KEY LAND には行けないけど FACE 収録曲をまとめる2

こんばんは。北米は月の見えない暗い夜です。

昨日は雪の降る街を歩きながら ACE / BASE / FACE をぐるぐる回してました。 BASE をいいアルバムだなぁって思ったのは何回目だろう。なぜジョンくんの音楽は一日中聞いても飽きないんだろう。おかげで心がいつもそこに戻ってしまって参りますね。

 

さて、こちらも聞き飽きないキーくんの FACE北米大陸から(絶対行けないのに)勝手にキーランド予習する回の後半は、"Chemicals" から再開です。[前半はここ

 

 

6. Chemicals

Genre: Trap EDM
Lyrics: 강은정 [和訳
Composer: IMLAY, Skrillex, Valentino Khan, Cimo Frankel, Rik Annema, Jantine Annika Heji
Arranger: IMLAY

  

・「(EDMに挑戦して)ぼくはこんなこともできるんだっていうことをお見せしたかった曲」[ショーケース]

・今年10月のソウル・ファッション・ウィークで初披露。

・EDM界の大物スクリレックスとヴァレンティノ・カーンがプロデュース参加してるっていうのでザワザワ。

・テミンが Press It リリースのときに公開した Spotifyプレイリストスクリレックスが入ってたことに今ごろやっと気づいた! これはテミンが嫉妬する案件

どうでもいいですが、このプレイリスト、信じられないくらい統一性がなくて、テミンの趣味の広さは伝わってくるんだけど、このままじゃ楽しめなすぎて愕然とする。こういうごちゃまぜスタイルで音楽聞く人なの? 整理整頓が苦手なキミだから? みなさんも、ぜひ挑戦してみてください。最後まで脱落しなかったら称賛に値します。

 

[感想]話を "Chemicals" に戻しますと、これ、良い曲ですよね。こういうヘヴィな作りだと、キーくんのエッジの立った鋭い声(もちろんエフェクトかかってますが)がむしろ生きてきて、ものっすごく気持ちいい。キーくんのこの声って個性だよな、とあらためて思います。

たとえば世界にはこういう人もいる。キーくんもどこかで紹介してたJess Glynneの超個性的ヴォイス♡

 

また、ジャンルの話ですが……EDM トラップというと、ベース音が重めにズーンズーンと響いているところへ、軽いスネアと派手な電子音が上から降ってきて、踊れる音楽。ざっくりそんな感じかと思っています。曲調はダークでダーティ。最近のK-POPだとBTS Mic Drop (Steve Aoki Remix) とか Fire あたり。たしかに SHINee にはないタイプの音楽だったかも? 

典型的なトラップとはちょっと違いそうですが、同じスクリレックスが手がけたジャスティン・ビーバーの "Where Are U Now" とはやはり共通項が多くあるように思います。

まぁジャンル名はともかくとして、この "Chemicals" はライブで大音量で聞いたら、間違いなくめちゃくちゃ気持ちいい曲だと思います。ヘッドフォンで大音量で聞くだけでかなり踊れる。

というか、人待ちしながらこの曲聞いてたら、どうやらアタマ振ってたみたいで、通りすがりの学生さんと目があってニッコリされてしまった大人はこちらになります(恥 まともな大人になりたい……。

 

 

 

 

じゃーん、ここから4曲はキーくん作詞曲になります。ヌッパン放送からご紹介。

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それから、才能あふるる新人作曲家のSHINeeキー氏が参加してくださいました(自分で言う)

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良いアイディアがどんどん出てくる方で

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才能があって、将来性もある方です。

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SHINee キー氏はアルバムの衣装ディレクターを務めました。

 

キーさん、かわいいのもたいがいにして。ニヤニヤがとまりません。

 

このときのキーくんはあとでまたご登場願いますが、とりあえず、その「新人作曲家 SHINee キー氏」とやらの作品を見てみます。

 


7. I Will Fight feat. VINXEN

Genre: R&B Ballad
Lyrics/작사: Key, Vinxen [和訳
Composer/작곡: Bhavik Pattani, Chelcee Grimes
Arranger/편곡: Bhavik Pattani

 

・「KEYが作詞に参加した“I Will Fight”は、'自身が現在経験した状況を乗り越える'という自らの覚悟を盛り込んだR&Bバラード曲。」[タワレコさんの紹介]

・ファンが気に入る曲で、まず挙げた曲[ヌッパン]

・「[I Will Fightの]VINXENさんとは強いネットワークがあるわけじゃなかったんですが、ラップがほんとうに素晴らしくて、こちらから先方の会社にご連絡差し上げたら、幸い受けてくださって。とてもシャイな方で。お願いしたのはVinxenさんのリリックがいつも深いからなんです。いいものができたので感謝しています」[ショーケース]

・VINXEN さんは今年の MAMA 新人賞(男性)部門にノミネートされています。しぶいのに新人! 

 

 

[感想]EDM ジャンル話でちょっと緊張したあとの、こんなわかりやすいバラードどうですか。わたし大歓迎です。このアルバムって、ほんと多彩な楽曲がキーという強烈な個性によって串刺しにされてるイメージで、楽しいですよね。

 

この曲については、VINXEN 氏のラップが入ることでエモい内容がちょっと客観化されて、ドライになって、いいバランスになっていますよね。だって、この内容でキーさんの声だけだったら、みんな感情移入しすぎて呼吸困難になっちゃうよ…… 

 

歌詞[和訳]には SHINeeThe Story of Light "Our Page" と明らかな連続性があって、そういうふうに読んでいいよ、ってサインだと解釈しています。

 

ほかにも、ロウソクっていうアイテムとか、"Rewind"って言葉(曲名)とか、星とか、「빛내는(輝かせる)」って言葉とか……

Vinxenさんのラップ部分の "忙しくしていてごめん"っていうのはキーくんがインスタに載せた手書きの手紙に書かれてたこと(仕事があってすぐ駆けつけられなくてごめん)に類似しているし、「今ごろ準備できたって 君がいないのに」「君だけに約束したこと ほとんど果たして」という箇所も、ソロ活動のことふたりで話したりしてたのかなとか、彼にだけ自分の夢を聞いてもらったことがあったのかなってぼんやり思ったりする(ファンの妄想、ほんの少しだけ許してほしい) 

 

人生の最後までずっと君(ぼくら)のために戦うっていうキーくんは、いつもどおり、わたしたちの、このどうしようもない気持ちを少し預かってくれる。この曲はもうそれだけでものすごく特別な曲です。

 

 

 

 

8. Easy to Love

Genre: House / R&B  (house)
Lyrics/작사: Key, JQ, 문희연 [和訳
Composer/작곡: Mike Woods, Kevin White, Andrew Bazzi, MZMC
Arranger/편곡: Rice n’ Peas

・「“Easy To Love” は、グルーヴィーなシンセサイザーと甘いエレクトリック・ピアノの旋律が調和する R&B ハウス曲。1人だから寂しいが、恋愛を始めるのは怖いという人々の気持ちを率直に描いた歌詞が共感を引き出す楽曲。」[タワレコさん]

 

[感想]ひたすらかわいい。ポップでおしゃれなハウスなのに歌詞がこじらせなのが、たまらない。好きです。

 

 

 

9. 미워 Duty of Love

Genre: Pop rock
Lyrics/작사: Key [和訳
Composer/작곡: Chris Meyer, Chris Wahle
Arranger/편곡: Chris Wahle

 

・「“憎い(The Duty of Love)”は、いつも身勝手に行動する恋人へ可愛く不満を言う姿を表現したポップ・ロック・ジャンルの曲。」[タワレコ

 ・「本当は別の曲が入る予定だったんですが、作曲家の都合で入らなくなったんです。そういうことっていつもありますよね? それで "미워 (The Duty of Love)" を書くことになったんです」[ショーケース]

※事前情報では「イギリスのバンド」の曲が入ると言われてたので、Years & Yearsキタ!っていう憶測が飛んでいました(ちなみにスクリレックスやヴァレンティノ・カーンはアメリカ人なので違います)が、蓋を開けたらイギリス人どこ〜?みたいな感じだったので、流れたのかなと思っています。相手が Years & Years かどうかはわかりませんが。

 

[感想]この曲、わたしにはまだピンときてないみたいです……。懐かしくてカワイイけど。ミウォって単語は覚えましたw 

 

 

 

 

10. This Life

Genre: progressive house
Lyrics/작사: Key [和訳
Composer/작곡: 최진석, Nermin Harambasic, Alexander Magnus Karlsson, Anne Judith Stokke Wik, Ronny Svendsen
Arranger/편곡: 최진석

 

・「中毒性の強いメロディーと、Carpe Diem(現在を楽しめ)、You Only Live Once(YOLO/人生は一度きりだ)というメッセージが調和するプログレッシブハウス・ジャンルの曲“This Life”」[タワレコ

・旅立つときの幸せと切なさを歌っている。フェスティバル(お祭り?フェス?)っぽい雰囲気もある。[ヌッパン本人談]

 

 

[感想]まさかのアンセムというか応援ソング系。この曲はほんとびっくりしました。Twitterで「この曲コールドプレイっぽい」って言ってる人がいたけど、わたしもそう思ったんです。ただ、キーくんがコールドプレイを聞くっていうイメージがなくて。

でも昨日?になって番組「スケッチブック」でキーくんがコールドプレイの "Every Tear Is A Waterfall" をカバーした、しかも「スケッチブックに出たとき歌おうと思って以前からずっとあたためていた」と言っていたと聞いて、やっぱりコールドプレイ好きだったんだーと納得。というわけで、この曲は、わたしのなかでは「KEY流コールドプレイ」←

あ、もちろん、素直に歌詞を読めば、キーくん自身の「門出」を歌った曲でもあると思います。

 

181201 ユヒヨルのスケッチブック Cold Play "Every Teardrop Is A Waterfall"カバー

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↑埋め込みできないので、YouTube 内でどうぞ。 ↓オリジナル

 

 

この曲“This Life”についてヌッパンのキーくんによる解説。

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悲しかったり悩んでるときにこの曲を聞いたら少し慰められるかなって思います

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悲しくてもがいてるときに、気持ちがちょっと楽になる手助けをしてくれるはず

♡♡♡♡♡♡キーくん♡♡♡♡♡♡

これ、コンサートで歌ってくれたらEDM(DJ系音楽)とはまた違って、野外フェスとかロックコンサートっぽいノリで盛り上がれそうな曲ですよね。こういうのもSHINeeではなかった気がする。いや、ほんと盛りだくさん。

 

いいなーー、キーランド。

 

 

 

でも、ここからさらに日本語ミニアルバムが出るんですよね? 考えたらまたドキドキしてきますね。というか、その前にもうすぐオニュソロが出る。どうしよう、正気を保てるだろうか ←

みなさんもどうかご無事で(笑)

 

夜が更けてまいりましたので、今夜はまた ACE / BASE / FACE をおともにベッドへ向かいます。おやすみなさい。

  

 


おまけ

ひとりでも「SHINeeキーです」という自己紹介をし続けるキー氏に世界のシャヲル涙

 

 

そして、やっぱりこの曲がすばらしすぎる。

181201 Music Core 版 “센 척 안 해” (One of Those Nights)

この衣装&舞台演出が素敵。181201 ユヒヨルのスケッチブック版もあります

 

 

 

 

引用していたヌッパンとショーケース情報はここにあります。