SHINee "Dream Girl"を語るーMJの影響とK-POPのグローバル化【後編】『ビルボードUSA』130312
SHINee 第三集をさらっと激賞していたビルボード誌での独占インタビューの【後編】は、メンバーみんながおしゃべりしています。
SHINee "Dream Girl"を語る
MJの影響とK-POPのグローバル化【独占記事】
ジェフ・ベンジャミン、ジェシカ・オーク、ビルボード韓国スタッフ
『ビルボードUSA』03/12/2013
SHINee といえば正確無比なライブ・パフォーマンス、という定評を得てきましたが、その秘訣はなんでしょうか。
ミノ コンサートやパフォーマンスの準備をするときはいつも、自分たちにはどこかもっとうまくやれるところがあるという心構えで臨みます。舞台の上では非の打ち所がないぼくらでありたいという気持ちに駆られるんですね。肯定的に受けとめてくださる方たちは、ぼくらの努力をたしかに感じ取ってくださるんだと思います。
過去五年間で経験した試練といえば。
ジョンヒョン 試練やスランプを乗り越えるのがぼくらの仕事ですからね。体の具合が悪いときは、やりたくても思ったように体が動きませんし、さすがに休みます。でもいまはメンバーも体のケアをするのが上手になりましたから、前より効率的にやれています。
とくに記憶に残る外国のファンや公演はありますか？
特定の国やファンということになると難しいですね。あまりにたくさん訪れているので。でも、ひとつひとつのコンサートやファンとの出会いが永遠にぼくらの記憶に刻まれています。南米にはまだ行ったことがないので、いつか公演したいと思っています。
米国に進出する予定は？
世界的な音楽マーケットへの壁はだんだんなくなってきていると思うんです。もうどこでも簡単に K-POP が聞ける世代です。だから、作品を届けて聞いていただくために大々的に公式デビューする必要はないんじゃないでしょうか。いまも、韓国で活動していても、国外のファンはさまざまなメディアを通じてぼくらを見ていてくれますから*1。チャンスが与えられたら、もちろん米国でデビューしたいとは思いますが。
SHINee の曲でお気に入りは？
キー “Dream Girl” も良いんですが、お客さんが喜んでくださるのは “Sherlock” かな。いろんな要素が詰まってるからだと思いますね。
テミン ぼくのオススメは最初のLP “The SHINee World” に入ってる “Graze” です。アルバムはどれも全部ぼくらにとっては大事な作品ですが、最初のアルバムには特に思い入れがあります。
ジョンヒョン ぼくはバラード曲の “Sleepless Night”*2と”Quasimodo” をおすすめしたいです。テレビで歌ったことはないんです。みなさん、ぼくらのことをパフォーマンス重視のグループだと思ってらっしゃるようなんですが、こういった曲を聞くと、バラードみたいなジャンルもできるんだとわかっていただけると思います。
オニュ ぼくは “Dynamite” を。すごくワクワクするような元気が出る曲で、レコーディングも楽しかったんです。ぼくの音域はそれほど高くないんですが、この曲をレコーディングしてるうちに広がったんですよ。
［※なぜかミノの回答なし］
将来のSHINeeのゴールはなんですか？
ひとりひとりの個性と同時に、ぼくら独自の音楽的カラーを見つけたいと思っています。今年はぼくらの音楽をたくさんお見せできる予定です。ほかにもいろいろ企画しています！
メンバーをみて見習いたいと思うところはなんですか？
ジョン テミンみたいな魅力的なダンス・ムーブができるようになりたいです。
オニュ ぼくもダンスがうまくなりたいですね。
ミノ 音域が低いので、高い声が出せるようになりたいです。
テミン ジョンヒョンさんの技術とエネルギー、オニュさんの声、キーさんのラップ技術、ミノさんのルックスがうらやましいです。
［※なぜかキーの回答なし。］
過去五年のSHINeeの音楽的成長にはめざましいものがあります。これだけの結果を出すにはマネージメントチームはどれだけのリサーチをしたと思いますか。SHINee はどれだけ努力を重ねたんでしょうか。
テミン ぼくらは大きな事務所にいますから、恩恵を受けている部分はもちろんあります。でもメンバーひとりひとりが強い意志をもってますし、野心もあるんです。練習も、ものすごくします。
オニュ ぼくらは東方神起先輩からとても大きな刺激を受けています。
キー デビューしたあとも常に練習を重ねてきました。ただ歌って踊るだけじゃなくて、演技もしますし。このアルバムを作っているあいだにも、日の出とともにスタジオに入って、日が暮れてからやっと帰るということが何度もありましたね。
+++++以上++++
いろいろと優等生発言が目立つインタビューですが、オニュ氏が「ダイナマイト」をお気に入りに挙げてるときの楽しげな様子が目に浮かんでいいのと（音域広がってほんとにうれしかったんだなぁ！よかったなぁ！）テミンはみんなの良いところをちゃんと見てると同時に欲張りだな（←大事ｗ）ってとこと、最後、事務所の力を認めつつ、頑張ってるのはぼくらだとはっきり言ってるのがえらい。ここから翌年ソロデビューするんだと思うと、胸がアツくなる。
テミン……（唐突にイケメンの顔力を借りる）
突然ですが、わたしのような新参者のファンが10年選手のSHINeeを聞いていると、正直、曲がたくさんありすぎて、それぞれの曲の正確な収録アルバムがまだ結びつかない状態……です。韓国ならではのリパッケージ・システムも、K-POP 初心者にはぜーったい混乱のもと、ですよ。合間にしばしばOST曲なるもの（しかも名曲だったりする）も突っ込まれてくるし、韓国語→日本語バージョンもあるし、日本語→韓国語バージョンもあるし、ソロ作も傑作揃い。で、またライブ・アルバムで聞き直したときに「あれ、この曲、どこに入ってたっけ？」ってもれなくふたたび混乱するという無限ループ。K-POPって分業体制だから「単純にびっくりするほど多作」という問題もありますよね。
で、あまりに混乱するので年表的なものを見ていたら、この2013年って SHINee 史上、驚異の年だったんですよ！（←みんな知ってる） 年明けから第三集 Misconceptions シリーズの活動が続いて、この記事が３月です。つづいて４月にジョンくん交通事故（涙）をはさみ、初夏に日本語セカンドアルバム Boys Meet U と日本ツアー、10月に Everybody EP で活動。さらに11月にMelOn音楽大賞を取り、翌1月からはワールドツアーSWIIIでとうとう夢の南米へも進出。どんな働き方。。しかもすべて完成度が高くてひれ伏すしかない。それが５年前。レジェンド……。
"Dream Girl" といえばジョンくんが腕立てしながら歌った有名な動画も見つけて、心を全部持っていかれました。十分ウケたから途中でやめていいのに、ぜんぜんやめなくてハラハラして。やっと休んでくれたと思ったら、われらが熱きプッシュアップ隊長ミノが「つづけろ」ってドS指示 （2:20- ）→ そのまま見事に歌いあげて、最後はミノ隊長、つづいてオニュ、キー、テムも加わるまでがわたしたちの歴史。
youtu.be翌週、三週連続でチャンピオンになって、今度はミノ隊長がプッシュアップ公約を守った回も。
あぁ、おバカにも本気な SHINee って最高だな。
知ってるよ、約束守っただけだって。
（また唐突に投下）
シャヲルはあなた（がた）がとにかく無事で幸せでいてくれたらいいんです。必ず戻ってきて。そんな2018年。
それにしてもこのGIF作ってくれた人、（おもにわたしの）世界平和に貢献してるな！ これを読んでいるあなたの新しい一週間もオニュとともに平和であれ。
うちの子たちが褒められてる記事前半はこちらです。
動画編もあります
